飲食店が赤字になりやすい根本的な訳

赤字が続く飲食店(会社)は
想像以上に多いです。

なぜ、赤字なのに経営を続けられるのでしょう。

それは、この業界特有の慣習に関係があります。

飲食店は売上に計上されるのと
お客さんから代金をもらうのと
仕入れたモノの支払いをするのと
どれもタイムラグがあります。

このタイムラグが分からなくて
赤字を見逃してしまう方が多いようですね。

このサイクルを把握していないため
常に自転車操業をしているんです。

支払いの請求書が届き
支払いをしようとすると‥

自分の店(会社)が赤字のことに
始めて気が付きます。

この記事を読んでそうならないでください。

それでは始めていきます。

飲食店の赤字回避はこうやればいい

飲食店を経営していると
赤字の月が想像以上に多いことに
驚きます。

始めは運転資金があるので
少しの赤字なら許容できますが
2年。3年と続くと‥

さすがに耐えられなくなります。

なぜ、赤字になってしまうのでしょう。

単純に目標としている売上が足らないのは
明らかですが。

もしかしたら。

あなたが気づいていないだけで
赤字を回避できるかもしれません。

参考までに、多くの飲食店の
赤字パターンをお伝えしておきます。
※客席50以下です。

単月の赤字は数十万程度です。

単月単位でみれば数十万程度なので
大したこと無いと思います。

しかし。

3ヶ月〜6ヶ月とマイナスが続くと
どうなるでしょう。

仮に毎月の赤字が20万だとすると
6ヶ月続くと120万になります。

120万のマイナスを
1〜2ヶ月で取り返せればいいですが
飲食店は客単価が他の業界より
低い傾向にあります。

なので、
一度出たマイナスをプラスに転換しづらいのです。

こうして赤字が膨らんでいき
気づいた時には借金地獄になっている‥

こんな店や会社がじつは多いのです。

飲食店は忙しすぎてドンブリ勘定ばかり

飲食店はいつも忙しくしていないと利益がでない。

もし、こんな思い込みをしているなら
考えを改めたほうが良いかもしれません。

最大の問題は忙しすぎて
ドンブリ勘定で経営してることです。

ドンブリ勘定経営では
適正な利益を確保できません。

さらに。

赤字になったとしても
現在どのくらい赤字なのか
把握できません。

正確な数字を把握できないので
少し店の客入りが悪化すると
たちまち崩れていきます。

きっとこの記事を読んでいる
経営者の方は。

「そんなの分かっているよ」
「でもどうしようもないんだよ」

などと思うかもしれません。

よく考えて欲しいのですが

忙しいのは本当にあなたの会社にとって
良いことでしょうか?

できれば、ある程度の忙しさで
スタッフもお客さんも笑顔になり
会社には利益がある。

そんな状態こそ理想ではないでしょうか。

話を戻します。

常態化しているドンブリ勘定を治すには
いまの忙しすぎる状態を変える必要があります。

いくつか手段はありますが
一番取り組みやすい方法を
今日は伝授します。

収支が分かるように
お金はすべてあなたが管理することです。

店の業務を行っていて忙しいのであれば
その一部をスタッフにやってもらいましょう。

いまの自分の仕事内容を分解すると
あなたでなくても出来る仕事があるはずです。

例えば。

材料が届いたら
予め決められた場所にしまう。

とかです。

あなたでなくても結果が変わらない仕事なら
スタッフにどんどんやってもらってください。

そして。

大事な収支を管理する時間を作ってください。

これだけでも今よりは忙しさから開放され
ドンブリ勘定から少しは脱却できます。

飲食店で成功したいならリスク管理が大事

飲食店の経営は常にリスクと
隣り合わせです。

もし、成功したいならこれから話す
リスクをしっかりと管理する必要があります。

はじめに。

現実をしって欲しいと思います。

飲食店は他の業界と比べて経費が多いです。

内訳はココでは言いませんが
経費とは店や会社の売上や維持に必要な
お金のことです。

経費の管理を税理士の先生に
任せるのもいいですが、それだと
細かい箇所が分かりません。

それに。

税理士の仕事と経営者の仕事は
同じお金の管理でも根本が違います。

税理士はあくまでも
税金に関することに対しての仕事です。

だから、

細かい部分は把握できませんし
関知もできないです。

社長であるあなたはコレを知っていないと
リスクが上がってしまいます。

つぎに、衛生関係の管理に対するリスクです。

そして、店舗に付帯するリスク。
内訳は火災保険、店舗の内装など

人に対するリスク。
急にスタッフが辞めてしまうなど

もう気づいたと思いますが
飲食店経営はリスクだらけなんです。

リスク管理をあなたの手でしてください。

管理の仕方がわからないならば
私に相談してください。

まとめ

簡単に
飲食店の経営とはどういうものなのか?
ということをお伝えしました。

赤字を避けながら売上、
利益を伸ばし続けるには
あなた自身がもっと経営のことを
勉強する必要があるんですよ。

それでは頑張ってください。

応援してます。