飲食店を成功へと導くために必要なこと

星の数ほどある飲食店ですが
成功と呼べる利益のある店の数は
想像以上に少ないです。

6割以上の店がトントン。

もしくは。

かるい赤字で営業してます。

完全に赤字で廃業間近が2割です。

厳しいようですが、これが現実です。

もし。

「こんな現実は受け入れられない」

「今の店を成功へと導くために
必要なことは何か?」

と思うならば、
このあとの内容をよく読んで
実際の経営に役立ててください。

それでは始めていきます。

飲食店の成功を分ける経費管理

飲食店の経営に成功している店は
経費の管理をしっかりしてます。

そして。

経費とはなにか、ということを
理解してます。

あなたとは何が違うのでしょうか。

経費の使い方にポイントが隠されてます。

注目すべきは変動費と固定費です。

電気、ガス、水道などの光熱費はもちろん。

少しだけ欲しいとか必要と思うような物だけに
経費を使います。

対して。

失敗の多い飲食店は、
とにかく無駄な経費を使います。

経費を使いすぎる体質が
染み込んでくると、あなただけでなく
悪いことにスタッフにも伝染します。

お客さんがいないのに
暗いと寂しい。などの理由で
明かりをつけていたのでは
経費が垂れ流し状態です。

それと、コレは専門店に多いのですが
仕込みのときの光熱費です。

無駄にガスを使えば使うほど
経費が掛かります。

最近の光熱費は高騰しているので
仕込みのヤリ方に工夫が必要です。

あるクライアントは私に言われて
仕込みのヤリ方、内容を変えました。

客席36席の店で
月間で3万円浮いてます。

その浮いた資金を広告費につかうのは
いうまでもありません。

もう一つだけ知っておいたほうがいいので
例を上げておきます。

メニューのことです。

飲食店はチェーン店でない限り
割と頻繁にメニューを変更すると思います。

凄いな・・・と関心する店があります。

毎日メニューを更新している店があります。

メニューを変えることは大事ですが
頻度が多すぎるのも問題です。

頑張ってやってるメニュー変更。

変えるたびに経費が掛かっていませんか?

もちろん、たくさん売れればいいですが
作ってみたものの人気がなく
売れ残ってしまい破棄している‥

そんな商品になってませんか?

メニューは変えるたびに経費が掛かります。

いま来店しているお客さんの属性を
よくみてください。

新規ばかりなら頻繁にメニューを変えても
意味ありません。

なぜなら、メニューが変わる頻度で
新規客が来店するわけではないからです。

このように今の自分の店の状況を
分析してみてください。

思いも寄らない解決の糸口が
見つかるかもしれません。

飲食店で成功したいなら儲からないことはやらない

飲食店のコンサルをしていて
なぜ儲からないことをやっているのか?
と毎回思います。

基本、私がコンサルをすると
儲かること以外はやらせません。

儲かることを見つけ出し強化することで
利益が増えていきますよ。

話を戻しますが、
儲からないことをやっているオーナー
どうしたいのでしょうかね?

冒頭でも言いましたが
6割の飲食店は赤字かトントンです。

儲からないことをやるから
赤字に転落するし、儲かっても少ししか
利益がでないのです。

コロナ後になって少しづつ
無駄なことやめようとする動きが
都内を中心にみられます。

ですが、依然として。

儲からないことを続けている店は多いです。

儲からない最たるはランチ営業です。
※ファストフード、パン屋などの業態は別

飲食店の本質は単価が取れる
ディナー営業のはずなのに
一生懸命ランチ営業をしている‥

そんな店ばかりです。

ランチでディナーと変わらない売上
利益が確保できるならいいですが
値引きして営業しているようでは
いつまで立っても利益は残りませんよね。

「小林先生、おっしゃっていることは
分かりますが、家賃分はランチで
稼ぎたいんです。」

「ウチは人件費を少しでも稼がないと
やっていけません。」

などの意見があることは知ってます。

同情はしますが、それでも
儲からないことはやらない方が良いです。

家賃分を稼ぎたいなら
ディナー営業を頑張ったほうが簡単です。

単価が違いますからね。

最近では変化球として
ランチではなく通販に力を入れて
家賃分+利益にしている会社もあります。

利益のでないランチをやるくらいなら
通販の勉強をして販売したほうが
全然よいと思いませんかね。

すべてがこのパターンとは言いませんが
大事なことは儲かることだけに
集中することです。

そうすると必ず時間が空きます。

その時間は将来のための投資をして
勉強をしてください。

限りある時間を有効活用しましょう。

飲食店の成功例はアテにならない

よく飲食店の成功例を出して
ノウハウを販売している方を見ます。

私も一部出していますが
そのノウハウだけを購入しても
成功確率は低いです。

理由を説明します。

私の例でいうと。

ノウハウ+考え方、取り組み方
など複合的な情報を出しています。

分かりやすく言うと
このサイトがそうです。

少しでも私なりの考え方、捉え方
成功例などをいれて成功確率をあげています。

しかし、多くのノウハウは
それらが欠如していていますし
実体験の話が少ないのでアテにできません。

年齢は関係ないといいますが
一部ではそうだと思います。

年齢よりも。

その仕事をどのくらいの期間、
どんな内容のことをしてきたのか?

コチラのほうが大事です。

必然的に年齢が上の方が
経験が豊かということになります。

ちなみに私は飲食コンサルをしてますが
他のコンサルも行ってます。

だから、他の業界で成功している事例も
多く知ってます。

相談があるクライアントの話を聞き
パズルのように組み合わせて
その会社にあった内容にしてます。

だから、私はノウハウ(戦術)よりも
ゴールまでの道のり(戦略)の方を
大事にしてます。

ノウハウはその時でコロコロかわりますが
戦略は大きく変わりません。

とはいっても、今すぐ売上にしたい方も
いるでしょう。

そういう方のためのノウハウ販売だと
思ってください。

100%実践するのは当たり前ですが、
必ず数字に落とし込んでください。

ノウハウを実践する前と後です。

少しでも効果があるなら
そのノウハウを磨いていけば
大きな売上となります。

まとめ

ここまで
飲食店を成功へと導くために必要なこと
について解説しました。

飲食店の成功は人それぞれ違います。

ゴール設定をして、そこに向かって
物事をすすめる事が大事です。

そのためには

儲からないことは一切やらないこと
です。

逆に
儲かることだけをやること
で、会社の売上、利益が増えていきます。

ぜひ今日の話を参考にして
実践してください。

応援してます。