・またイタリアンの店が・・・
・イタリアの伝統料理を貫くか迷っている
・メニュー作るたびに売れない
東京のイタリアンは今までにない生き残り競争をしています。
「人気があるハズのイタリアンがなぜ?」と思うかもしれませんが、イタリア料理店の数が単純に増殖したことが原因です。
和食、寿司、洋食と比べても、客単価が高く、原価も抑えられることもあり大手チェーン店、大規模の飲食店経営者は店舗展開の業態にイタリアンを選択する会社は多いです。
東京のイタリアンは成功できないのかというと、そんなことはなく、イタリアンの強みを活かしたメニュー作りを行えば売上をあげれますよ!
こんにちは!スパイスハンド小林(@spice_hand)です。
普段は飲食業界界に長くいた経験をもとに、飲食店の経営者向けにコンサルティングビジネスをしてます。
実績に関しては、別の記事を読んだ方がいいと思うので割愛しますが、あなたと同じ飲食業界に精通していて、個人経営の飲食店サポートができると思ってください。
実績をみたい方はどうぞ
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スパイスハンド グルメ コンサルティング(SpiceHand Gourmet Consulting)では、実際に当社のサービスを利用したお客様の声と成功事例を紹介します。 飲食店経営改善の成功事例 様々な飲食業態で経営改 …
話をもどしますが、中小個人でイタリアンを経営しているオーナーはどうすればいいのでしょうか?
ぶっちゃけイタリアンが増えた理由が、手軽さゆえの参入しやすさです。
大手企業だけでなく、コロナ後になると中堅企業の飲食部門も積極的にイタリアンのお店をガンガン出店してます。
そのおかげて個人レベルで、イタリアンを経営してるお店が苦しくなっているんですよね。
では、大手や中堅企業に勝てないのかというと、そんなことはありません。大手ができないメニュー作りや、地産地消を打ち出したメニュー作りに成功すれば、売上は安定していきます。
やり方次第で大手やライバル店と争わずに、売上の確保も可能です。
この記事では、【東京のイタリアン】地産地消で成功するメニュー作りの秘訣という内容で解説をします。
始めの方で:地産地消を活かしたメニューの話
中盤では:四季の地元食材を活用したメニューの話
終盤では:地産地消メニューで成功するかどうかの注意点
さいごに記事のまとめという流れで解説します。
最後まで読むことで、ライバルが多いエリアでの戦い方やメニュー作成のやり方を知ることができるので、
中小、個人経営の飲食店を経営している方は何度も読み返しながら読み進めてください。
メニュー作りに成功すると、簡単に売上を伸ばすことができますので取り組んでくください。
はじめに:地産地消を活かしたイタリアンメニューの効果
東京でイタリアンレストランを経営するあなた。
地産地消のコンセプトを活かしたメニューは、競争が激しい都市部で差別化の一つとして打ち出せば、集客へとつなげることができますよ。
厳しいようですが、イタリア伝統料理は都内でメニューに入れてるお店が無数にあるので、完全に価格競争になってます。
このまま現地の魅力を伝え続けてもいいですが、資本力に乏しい我々が頑固にそれを貫いても厳しいと思いませんか?
誤解しないでほしいのですが、イタリア伝統料理は個人的に好きですし、自分でもつくってよく食べます。美味しいですよね。
でもね。美味しいと商売は別物なんですよ。
もし、この先のお店の行先にすこしでも不安があるなら、地産地消をコンセプトにした地元食材を活用したメニュー作りの秘訣を紹介するので参考にしてみてください。
地産地消を活かしたイタリアンメニューの作り方
地元食材を使うと、新鮮さと独自性をウリにしてメニューの作成ができます。メニュー作成の際に地産地消をどこまで反映させるかは店の元のコンセプト、立地、客層で変わります。
東京のイタリアンレストランで地産地消を取り入れる際のポイントは以下の通りです。
地元食材の選定:
東京都内や近郊で取れる新鮮な野菜や魚介類をリストアップしましょう。東京産に限らず別の都道府県でも大丈夫です。お客さんから人気のある都道府県の食材で地産地消をすると良いかもしれませんね。
例として、東京産のトマトや葉物野菜など
レシピ開発:
その食材を使ったレシピを開発しましょう。できる限り素材をいじくり回さない料理の方が、地産地消をテーマにしている感が出やすいです。
例えば、シンプルなパスタやリゾット、ピザなどに地元食材を取り入れます。
信頼できる仕入れ先を見つける方法
地産地消を実現するためには、信頼できる仕入れ先を見つけることが重要です。
店のコンセプト、客層、価格に見合った信頼できる仕入れ先を見つけてください。注意点があるとすれば、こだわりと地産地消は別物です。あくまでも地産地消をテーマに添えて仕入れ先を厳選してください。
地元の市場や農家とのネットワーク構築:
東京都内の市場や親しい農家を訪れ、直接取引を始めることも一つの方法です。
レアの食材は入手が困難な上、相手の言い値になることが多いので採用には十分に注意した方がいいでしょう。
天候で入荷しない場合も考えられるので、その場合はどうやって対応するのかも事前に決めておくと、後々のトラブル回避になるのでオススメです。
例えば、築地市場や大田市場、各都道府県にある市場や農家
契約の締結:
品質を確認した上で、安定的に供給してもらえるよう契約を結びます。
契約を結びたがらない個人飲食店が多いですが、安定した食材の確保をするためには双方の合意の上契約書があった方がいいです。
契約書があればお互いに変なことはできないし、ビジネスパートナーとしてよい関係を維持しやすくなります。
地元の特産品を活かしたオリジナルレシピ作り
地産地消だけでなく、地元の特産品を活かすことで、メニューに独自性を加わるので競争の激しい東京のイタリアンにはぜひとも取り入れたいところですね。
特産品のリサーチ:
例えば、東京都内で栽培されている特産品をリサーチします。東京産のエドマメや柚子などが考えられますね。
他の都道府県でも同じようにしましょう。
オリジナルレシピ開発:
これらの特産品を使ったオリジナルのイタリアンレシピを開発します。開発は一度で完成することは少ないので、何度も行うことが重要ですね。
例えば、柚子を使ったドレッシングやソースなど。
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四季の地元食材を活用したメニューアイデア
日本には四季があり、その時で取れる食材が変わります。四季の地元食材を使った料理をメニューにいれることで、お客さんに新しさを伝えられます。
イタリアの食材を使用するのもいいですが、今は円安。日本の地元食材を使用した方が時代にあっているでしょう。
季節の食材リスト作成:
春には山菜、夏にはトマトやバジル、秋にはキノコ、冬にはカブやホウレンソウなど、季節ごとにリストを作成します。
リストがあることで年間のメニューを考えることができます。
メニューの季節感を演出:
季節の食材を使ったメニューを季節限定にしましょう。例えば、夏にはバジルとトマトの冷製パスタなど。
メニュー試作とお客さんからのフィードバック収集
新しいメニューを開発したら、試作とフィードバック収集してメニュー改善に役立てます。
試作と試食会の開催:スタッフや常連客を招いて試食会を開催し、意見を収集します。
フィードバックの分析:
集めたフィードバックを基に、味や見た目、提供方法などを改善します。
地元食材を使ったメニューの適正価格設定
適正な価格設定は、コストをカバーしつつ、お客さんにとって魅力的な価格を見つけることです。
ここはスタッフに任せないで、経営者であるあなたが決めてください。なぜなら、値決めは経営に直接関係することだからです。
もし、利益が出ないメニューをスタッフが考えてヒット商品になったとしても、赤字を垂れ流して販売することになるからです。
コスト分析:
地元食材の仕入れ価格や調理にかかるコストを詳細に分析しましょう。コストのバランスを加味してメニューの構成などを考えます。
競合分析:
近隣のイタリアンレストランの価格帯、メニューなどを調査した上で価格設定を行います。
ライバルと比べてどういう戦略で自店舗は行うかを考えてから行いましょう。
地元食材を使ったメニューのPR方法
地元食材を使用したPR方法を活用することで、地産地消メニューの魅力を全面に打ち出すことができます。
PRをしないとどこがどのように変わったのか分かりません。かなり重要度が高いフェーズになります。
SNSの活用:
インスタグラムやフェイスブックで新メニューや特産品の魅力を発信しましょう。
飲食店はインスタグラムは視覚的な訴求力が高いですが、ターゲットによってどのメディアが良いのか変わるのでよく考慮してください。
地元メディアとの連携:
地元の新聞や雑誌、テレビ番組などで取り上げてもらうように働きかけると認知度がアップします。
地元食材を使ったメニューのテストと改善
地元の食材を使ったメニューをいくつかテストで作成して、お客さんに提供してリアルの反応を見てから改善に役立てます。
このフェーズをすっ飛ばして行うと、よっぽどのスーパーシェフを除いてコケるのでやったほうがいいですね。
期間限定提供:
新メニューを期間限定で提供して、お客さんの反応を見ます。直接反応を見ることでお客さんの嗜好も分かるので必ず行いましょう。
お客さんの反応分析:
提供期間中に得られたお客さんの反応を分析して、必要と感じたら適宜調整を行いましょう。
地域食材を使い、どこかに販売しようと 考えている方。 食品関係はライバルが多く 類似品もかなり多いため、 売り方を学ぶ必要があります。 とくに一人でやる場合は かなりの覚悟が必要です。 農産物などを直接売りたい 気持ちは …
地元食材を使ったメニューで成功した実例
地元食材を使ったメニューで東京で成功した事例を紹介します。この記事をお読みのあなたは、都内のイタリアンだと思うので、店の特定や個人情報は載せれないことをお察しください。
ただ、全く情報がないよりは参考になると思います。
渋谷エリアにあるイタリアンの成功事例:広島県出身のオーナーシェフが、地元の完熟トマトを使ったパスタメニューが人気を博し、広島県の食材を使用したメニューをリピーターにご案内することで売上を増やすことに成功。
丸の内エリアにあるイタリアンの成功事例:東京の農家さんが送ってくれる地元産のハーブやバジルを使ったピザがSNSで話題になり、新規顧客の獲得に成功。
ハーブと野菜をふんだんに料理にとりいれたメニューにすることで、近隣に勤めるOLが通うイタリアンになる。
地産地消メニューで成功するかどうかの注意点
ここまで読んで気がついたと思いますが、新しいイタリアンのスタイルを世の中に提案したお店が人気店になってます。
今後もその傾向は続くと予想できるので、新しいことをチャレンジするにはいいかもです。
「俺は、地元の知らない食材をつかって東京の店で良さを知ってもらうぞ!」
間違ってもこのようには思わない方が身のためですよ。
なぜかというと、日本人は知らない食材、料理に関してはめちゃくちゃ後ろ向きですから。
例えば、なぜ、CoCo壱のカレーのトッピングにエゾシカの肉はないんでしょうか?
地産地消、地元食材をアピールするならば、エゾシカのカレーがメニューにあってもいいと思いますが、見当たりません。
なぜ、エゾシカのカレーはないのに、ビーフカレーやポークカレーはあるんでしょう。
答えは簡単です。売れないからです。
「いやいや、エゾシカの肉は美味いしカレーにしても最高だと思うよ」
気持ちはわかりますが、現段階で大手がメニューにいれていないのをみても、売れないってふんでいるからメニューにいれていないんです。
そりぁ。外国産の牛肉や国産牛肉と比べれば、企業力を駆使すれば激安で仕入れることはできるでしょう。でもやってません。
一部では鹿肉は可能性のある食材かもしれませんが、一般のお客さんからすればまだまだ馴染みがないんですよ。
あなたはマニアックな店にしたいならいいかもしれません。が、しかし。
ここまで読んでいるというとは少なくても、いまの商売でなにかつまづいてたり、悩んでいるからだと思います。
私の経歴を読めば西洋料理に関しては、かなりのレベルの料理まで知っているって分かると思います。
でも、ここでは料理の話がしたいのではなく、あなたが今後、どうすればメニューで売上、利益を伸ばせるのか?ということが焦点なんですよ。
話を戻すと、自分が使いたい産地の食材を見直してからメニューで使うかどうか決めてください。
間違っても、たくさん説明をしなきゃ価値がわからないような食材を選んではなりませんよ。
気をつけてくださいね!
スパイスハンド グルメ コンサルティング(SpiceHand Gourmet Consulting)では、実際に当社のサービスを利用したお客様の声と成功事例を紹介します。 飲食店経営改善の成功事例 様々な飲食業態で経営改 …
まとめ
いかがでしたか?熾烈な生き残り競争を強いられている東京エリアで、大手や大企業にも負けない店づくりの初歩として、地産地消で成功するメニュー作りの秘訣を解説しました。
飲食店の最大の武器はメニューにあり、各店舗、ライバル店に負けないような料理を開発しています。
が、しかし。
料理に手間暇とかけすぎてしまい、地産地消のテーマが薄れてしまっては元も子もありませんよね。
地産地消をイタリアンレストランに掲げることで、エコなイメージも付くので店を安定的にしたいならば、ぜひ取り入れてみてください。
最後に1点言わせてもらうと。
地産地消は資金力が最後に物をいいます。
あなたが良いと思える食材も、大手に見つかれば根こそぎ持っていかれます。そうならないように、産地の方と密なコミュニティを形成してお互いにwin-winになれる関係を構築しましょう。
今回は東京を焦点に解説しましたが、ライバルの多い大阪、名古屋、福岡なども同じです。
ただし、ターゲット層、立地、トレンドの捉え方はエリアによって異なるので、この記事を参考に自分の置かれた状況を加味して考えてみてくださいね!
頑張ってください。応援しています。
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