飲食店経営で必要な売上に大切な3つのこと

始めて飲食店の経営をして
想像以上の売上のアップダウン
凄いことに驚きます。

大体は予想していたと思いますが
立地や景気、天候などに左右され続けるので
なんとかしたいと考える方は多いです。

しかし。

「何とか売上を上げないと・・・」

と感情が先に立ってしまい。

どれを優先的に行えば良いのか
分からなくなるようです。

他の記事でも言ってますが
飲食店の経営はかなり特殊です。

特殊が故に慣れれば
これほど面白いことはない
とも言えます。

ただ、この境地に達するまで
様々な試練を乗り越える必要があります。

料理の美味しさも大事だと思いますが
まずは売上を上げていかないと
料理どころではなくなりますよね。

いくつか売上に必要なことがあるのですが
この記事では数字に関して話していきます。

数字というと無意識に拒否反応を
示す方がいますが、それだと経営を
続けていくのが厳しくなります。

理由は、
ビジネスとはお金のやり取りだからです。

お金は数字で表します。

あなたが儲けたいなら数字で
しっかり管理する必要があるのです。

できるだけ、
経営初心者にも分かりやすく話していくので
理解を深めていってください。

では、始めます。

飲食店経営で必要な売上にするための損益分岐点

飲食店経営をする上で必要なことは
売上管理と損益分岐点を知ることです。

損益分岐点とはその売上が
利益もなく損もない状態のことをいいます。

なので、当然。

売上に掛かった経費が多いほど
損益分岐点が上がります。

闇雲に売上を上げても掛かる経費が
売上をうわまれば利益はでませんよね。

このように、
経費次第で損益分岐点が変わるので
必ず、経営者である自分が
分かるようにしてください。

決して。

税理士任せにしてはなりません。

税理士の仕事は税金に関することです。

彼らが提示してくれる損益分岐点と
経営者のあなたが必要な損益分岐点では
全く異なります。

なぜなら。

あなたが必要な情報は
『いくら売れば良いのか?』
を知ることだからです。

もっと分かりやすく言うと
『いくら売って支払いをするといくら残るのか』
の方が大事だからです。

すぐに動かせる金がいくらなのか、を
把握できないと、支払いに苦しみます。

あなたにとって
税金のことよりも優先順位が高いです。

分かっている方も多いと思いますが

専門用語で『すぐ動かせる金』
のことをキャッシュフローといいます。

経営者が把握すべきは損益分岐と
キャッシュフローです。

逆にこれさえ把握できれば
会社は簡単に潰れません。

もし、知らないなら調べ上げてください。

知ることで、
この後で行う施策の幅も分かります。

飲食店経営で必要な経費の細分化

損益分岐点の話にも出ましたが経費を
把握できていないと飲食店経営は行き詰まります。

そこで経費の細分化を行い
無理、無駄の経費を削減していくことになります。

経費の話は耳が痛い内容があるかもしれませんが
最後まで読むと重要性が理解できると思います。

私がみていたクライアントも経費の細分化を行い
無駄な経費を削減して利益を増やすことができてます。

残った利益を販促費に回すこともできるし
あなたの取り分にもできます。

その資金を自由に使うことができます。

経営の余裕を作るために経費の細分化は
必要といえますよね。

では、やり方なのですが
細かく経費を出していきます。

例えば

仕入れに関していうと
魚は〇〇商店
肉は〇〇畜産
肉の中でも鶏肉は〇〇肉屋

とかです。

そしてここからが大事なのですが
固定費と変動費に分けます。

固定費とは売上の上下に関わらず
掛かるお金のことです。

よくある議論に人件費があります。

私は人件費は固定費として
計上するように指導してます。

理由は雇用を守ることもありますが
固定費として扱うことで損益分岐に関して
シビアになるからです。

変動費とは売上が上がった時に
掛かるお金のことです。

こちらは説明不要だと思うので
省きます。

ちなみに飲食店経営の特徴として
他の業界よりも経費の内訳が細かいです。

細かいということは無理、無駄な経費と
なりやすいともいえます。

だから、細分化していき
統合したり、経費削減していきます。

最近の問題として振込手数料があります。

名前は出さないですがある銀行は
手数料の値上げをしてます。

取引業者が多いと手数料だけで
数万の費用が毎月掛かってます。

本当に必要な業者だけにして
経費削減したほうがよいです。

このような方法で経費削減してみてください。

想像以上の効果がありますよ。

飲食店経営で必要な年間売上予測

飲食店経営をしている多くは
毎月の売上に重きを置き過ぎです。

年間でどのくらい売上があがるのか
予想していません。

売上を予想することは極めて重要です。

売上の予測を掲げることで
いつ、どんなプロモーションを行えば良いのか?
も分かるようになります。

季節に応じて売上のアップダウンがある
飲食店にとって予め計画を立てておくことで
先行きを明るくできることになります。

これから例を挙げますが。

中小規模で3店舗くらいまでの
年間売上予測のやり方です。

それ以上は個人的に私に相談してください。

中小規模の場合。

1年間ではスパンが長すぎます。

世の中の影響を受けやすいので
それに対応できるように1年を2等分
または3等分して売上予測をあげます。

例えば

3月決算で4月から新規とすると
4,5,6,7月で一区切りにして
売上予測を立てます。

このように行うことで
経費の管理をしやすくなります。

まとめ

経費の管理と売上予測は経営をする上で
とても重要です。

とくに、すぐ動かせる現金が
どのくらいあるのかを把握することで
移り変わりが激しい世の中に
対応できます。

この記事が
あなたの経営の助けになればよいですね。