これから先、益々、東京などの大都市に
人口が集中します。
日本の人口は減り続けているのに
大都市だけに人が集まってしまう・・・
なんとも不条理です。
その問題を解決するには。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大都市以外の地方の活性化が
欠かせない。
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そんな考えのもと
地方創生が誕生してます。
地域活性化は一部の有志たちで
頑張って活動していました。
しかし。
様々な問題が重なり
思ったように上手く行かないようです。
厳しい言い方になってしまいますが
地方の有志だけでできるような
簡単なことではありません。
もっと、大きな視点でみないと
地方創生から入る地域活性化は
できません。
このページでは
地方創生と地域活性化を
食でできないかということを
考察してきます。
途中で、マーケティングの話も
出てきますので参考にしてみてください。
地方創生は食の繋がりからスタート
地方創生というスローガンのもと
各地方は頑張ってPRしています。
地道な努力もあり
少しづつ効果がでています。
しかし。
一方で大きな問題がでてくることになります。
人気のある都道府県と
そうでない都道府県に
分かれてしまったことです。
私も出張で四国に度々訪れたことありますが
お世辞にも地域活性化が上手くいき
地方創生に繋がっているとは
見えなかったです。
食に携わるコンサルトして
言わせていただくと。
日本にはその地域ごとに
素晴らしい食が眠っています。
残念ながら
それらが知られていないのが実情です。
もっとPR宣伝ができればいいですが
食だけに絞るわけにいきません。
結果。
もったいないな。
と感じることが多いです。
少しマーケティングの視点で話すと
ライバルの都道府県と同じような食を
取り上げてもらおうとし過ぎです。
例えば。
和牛でいうと。
和牛には銘柄牛と呼ばれる牛がいます。
代表的なところで神戸牛、仙台牛、近江牛・・・
地域の名前をつけている代表的な和牛です。
有名で認知度も高ければ、和牛農家は喜んで
育てると思いますが、そうでないエリアでは
厳しいものがあります。
その結果。
細かく『〇〇牛』のように、各々の生産者が
自分の牛にブランド名をつけて販売します。
ある意味、
名前をつけるのは素晴らしいですが‥。
購入する消費者にとって紛らわしいこと。
地方創生、地域活性化の視点でいうと
「それ結局はどの牛なの?」と
思われてしまい、PRの弊害になること。
大きくこの2点が問題です。
さらに、肉好きの私からすると。
黒毛と思っていたのに交雑牛だった・・
なんてこともザラにあります。
黒毛が交雑はまだいいですが
食用に転用した乳牛の交雑まで
名前をつけて販売するので
日本の食肉業界はグチャグチャですよ。
もちろん。
自由競争なので
私が口をはさむ余地はないですが
いかんせん・・・紛らわしすぎます。
なぜこの動きになるのかというと
前述した『ライバルの都道府県と同じような食』
に対して区別してもらうことが意図にあります。
「自分の牛を高く買ってほしい!」
そんあ気持ちがある方と繋がりを強くすることで
別のマーケティング施策ができます。
ここでは便宜上言えないのですが。
地元地域の生産者の動きをつねに観察し
繋がりを強化するところから地方創生が
始まると感じます。
地域活性化には郷土料理とフードテック
地域活性化を本気で勧めたいなら
フードテックの活用が良いです。
地域原産の食材もよいのですが
その材料を使用した郷土料理は
他の地域と区別しやすいのでオススメです。
その際。
気をつけてほしいことがあります。
ターゲットとなる方向けの
食情報として発信してほしいのです。
例えば
ターゲットがその地域に縁がある
20〜30代の方ならば。
郷土料理を時短料理にして紹介したり
オシャレに見せたりと工夫が必要です。
それらをモバイルオーダーできれば
地域に縁がある方なので喜びますよね。
これはあくまでも一例であって
一概にコレが良い、とは言えないので
分からなければ、相談してください。
間違っても
見切り発車はしないほうがいいです。
食は巨大市場の上、ライバルも多いので
マーケティング戦略がないと埋もれてしまいます。
私が住んでいたフランスでは
その地方特有の郷土料理があります。
旅行者はフランス各地に点在する
郷土料理や食を食べに世界からきます。
凄いなと思ったのは
ハリウッドスターが自家用ジェットで
来たことです。
スケールの違いこそあれ
地方創生を考えているならば
面白いし、話題性抜群です。
地方創生を手助けする空き家問題と飲食店
食で地方創生を手助けできることと言えば
空き家問題です。
最近は東京などの大都市で店を持たず
地元に帰り、空き家を利用して
飲食店に改装する方が増えました。
空き家の法律も変わることですし
これを機に空き家を飲食店に貸し出したりできたら
地域も盛り上がっていくでしょう。
令和に入り益々インターネットで
モノやサービスを販売することが流行ってます。
リアルな店舗がインターネットを使い
情報発信を頑張ってくれれば
人が集まってきます。
空き家を飲食店にするだけでなく。
食に関する販売所にしてもいいし
パン屋もいいです。
食は人を引きつける効果があるので
上手く活用できれば町おこしとなります。
海外では
「え!こんな場所に店があるの?」
というエリアにポツンと店があります。
不思議なことにその店を中心に
その地域の活性化へと繋がっています。
ぜひ、空き家と食をくっつけてみてください。
次世代のビジネスモデルが
出来上がると思います。
飲食における地方創生と地域活性化の役割
飲食と言うと悲しいことに
その仕事の価値を低く評価する方がいます。
しかし。
私が海外も含めて見て経験したことは
お硬い方が考える地方創生や地域活性よりも
飲食から始まる方が盛り上がりやすいと感じてます。
理由は冒頭で話した
飲食に対するイメージです。
誤解しないでほしいのですが。
飲食の仕事の価値が低いから
盛り上がりやすいのではありません。
飲食に対するイメージを上手に活用できれば
他の地域と違う魅力を打ち出せる
といっているのです。
それには、普段から飲食に携わる方との
協力関係が必要です。
コロナで飲食店を筆頭に食に関わるビジネスは
低迷してます。
いまこそ、地域が手を差し伸べてみてください。
そして、事業として地方創生や地域活性化を
成功させてほしいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
地方創生と地域活性化は
日本だけの課題でなく先進国も
同じ課題を抱えています。
便利さを求めて豊かになりましたが
弊害もあります。
便利で人が集まる大都市に人が
集まってしまうことです。
東京に一点集中しても
未来のためにはよくありませんし
国力も失われていきます。
日本には素晴らしい食の文化があるのに
もっと上手に活かせたら未来も明るくなります。
詳しい話は省きますが
地域を盛り上げるためには
食に注目して活用できたら
幸せになる方が増えるということです。
そのためには事業として
成り立たせなければなりません。
未来のために考えてみてください。