客席26席の小さな焼肉屋がグルメサイトで繁盛した裏技

こんにちは!スパイスハンド小林です。

なぜ街の小さな焼肉店が、グルメサイトで人気を集めることができたのか?

気になりますか?

そのお店の事を少し解説すると。

街にある商店街の片隅にひっそりと佇む「炭火の里」の客席はわずか26席。

開業から7年経ち、コロナ前は賑わいがありましたが、それ以降はガラガラの店内。

店主はなんとかコロナ前の客入りに戻そうと、流行りのインスタグラム投稿を頑張ったり、メニューの構成を変えたり孤軍奮闘してました。

しかし。

毎日インスタグラムに投稿しても、いいね!をくれるのはいつも同じ人。

いいね!してるくらいだから、近々来店してくれるのかと思うが、来店する気配はナシ。

ほとほと、困り果てていたときに、グルメサイトの下位プランに申し込んでいたことを思い出し、ページ作りをマジで行います。

自分で四苦八苦しながら、私のメルマガで学んだ事をもとにページを作り込むと、インスタグラムよりはパラパラとお客さんがくるようになります。

でも、それだけではお店の維持費を払うので精一杯です。

このまま、貯金を切り崩しても先が見えると判断しコンサルに申し込みます。

それから、6ヶ月後。

この小さな焼肉屋がグルメサイトで人気を集め大繁盛し、多くのお客さんたちがきてます。

なぜ、そんなことができたのでしょう。

秘密は、お店にあった巧みなオンライン戦略とお客さんへの細やかなサービスにあります。

このページでは「客席26席の小さな焼肉屋がグルメサイトで大繁盛した裏技」を解説します。

ネット集客のはじめに行うのはグルメサイト

現代の飲食業界において、インターネットの存在感は商売の成功に直結します。

特にグルメサイトは、飲食店が新規客を獲得するための強力なツールです。ただし、広告費用を捻出して集客を行いう必要があるので、費用対効果を必要以上に気にする経営者は別の集客法を探します。

結論をいうと、インターネットを使ってはじめに行う事はグルメサイトの登録、そして集客です。

理由は、個人レベルでネット集客ができるほど甘くないですし、世の中にあるネットを使って、無料集客を探し出してやるほど、時間とヤル気を浪費させていくだけだからです。

その点「炭火の里」は、グルメサイト上でのオンラインでお店の魅力とコダワリ、分かりやすさを最大限に高めることに注力して、お店のことを知ってもらうことに成功しました。

グルメサイト内のキーワード設定、業態選び、上位プランへの変更を行うと、自然と好意的な口コミが増えてお店の存在を信用されます。

その結果、売上を2倍まで伸ばすことに成功しました。

グルメサイト登録店舗の増加

グルメサイトは、SNSに加盟店を取られて縮小傾向に見えますが、実際はそうではありません。

無料登録店舗を絞り込み、有料加盟している店舗や、無料でも情報を更新している店舗、影響力のある(グルメサイトで集客できるお店)にフォーカスしています。

また、グルメサイトの利用者数も、インバウンド需要を含めると増加しており、新しい試みを積極的にリリースするサイトは特に人気です。

このような状況なので、加盟店としてサイトページを適切に作成すれば、集客が可能です。

ただし。

ユーザーを意識していない店舗ページは、相変わらず離脱率が高く、集客に結びついていません。

ポイントは正しくページに情報を埋めているのか?ですよ。

成功するグルメサイトのファーストビュー

「炭火の里」がグルメサイトで成功を収めた一つの理由は、魅力的なファーストビュー作成にあります。

グルメサイト上でのファーストビューは、ユーザーにとってその店舗を選ぶ際の第一印象を決定づけるためメッチャ重要です。

ここでは、成功するファーストビュー作成のポイントについて、詳しく見ていきましょう。

ちなみに、ファーストビューとは、お店のページを開いて最初に表示される画面のことを指します。

魅力的な写真とストーリーで興味を引く

ファーストビューで行ったことは、店内の温かみと焼肉の美味しさを伝えるプロフェッショナルな写真です。

「炭火の里」では、炭火で焼かれる肉のジューシーな瞬間や、アットホームな店内の様子を捉えた高品質な写真を多数掲載しています。

お客さんは写真を見ただけで「ここで焼肉を食べたい!」と心を動かされることでしょう。

そして、お店のことを紹介する文章にも力をいれました。

「当店は地元で愛される焼肉店。地元〇〇産の牛肉を使用し、1ヶ月熟成させた秘伝のタレでじっくりと焼き上げています。家族経営だからこその温かい“おもてなし”をぜひ体験してください。」

※クライアントの不利益になるので、一部内容を変更しています。イメージとしてご参考ください。

このような心に響く文章を作成し、訪問者に安心感と親しみを感じてもらえるよう工夫しました。

コダワリも随所に入れ込むことで、ただのその辺の焼肉屋と違うぞ!ってことも感じられるようにしてます。

焼肉店の個性を強調する記事の書き方

「炭火の里」の店舗画面では、焼肉店としての個性を前面に出す工夫がされています。

例えば、地元産の食材にこだわる理由や、炭火を使用することで生まれる独特の香ばしさについて、詳しく説明しています。

この言葉をいれることで、お客さんは「ここでしか味わえない特別な体験」を想像してワクワクしてくれます。

さらに、一緒に働くスタッフの紹介や、特別な調理方法を載せることで、お客さんとの距離をグッとと縮めています。

たとえば、「当店の特製タレは、創業者の祖母が代々受け継いだ秘伝のレシピ。毎朝、新鮮な材料を使って一から手作りしています」といったエピソードを紹介することで、温かみと歴史を感じさせることができます。

こうした具体的なストーリーが、お客さんにお店への愛着を抱かせるのです。

「来店すると、他のお店とは違う特別な体験ができるんだ!」と思わせるページ作りを心がけて作成してます。

理想のお客さんを見つける方法

成功のもう一つの要因は、理想のお客さんを明確に定義し、そのニーズに応えるサービスを提供している点です。

理想のお客さんを見つける方法について詳しく解説します。

理想のお客さんを定義する

自店にとって理想的なお客さん像を明確にしましょう。

例えば、地元の若者や家族連れをターゲットに設定し、そのニーズに合わせたサービスやメニューをのせて来店チャンスを増やしましょう。

気をつけたいのが、意味不明なお客さんに向けないこと。

例えば、客単価4000円の居酒屋が、年収1000万の社長相手にする、といっても現実的ではないですよね。

実際、日本全国で年収1000万円以上の人は全人口の約6%しかいないのですから。

この設定が間違いとは言いませんが、確実に売上を上げたいなら、もっと現実的なターゲットに焦点を当てるべきですよね。

どのようにしてそのお客さんにリーチするか

理想のお客さんを定義した後は、そのお客さんに効果的にリーチする方法を考えましょ。

ちなみに「炭火の里」では、グルメサイトのデータを活用して、どの時間帯にどのメニューが人気かを分析しています。

このデータを基に、お客さんが最も興味を持ちそうなメニューをグルメサイトに載せて、集客力を高めてます。

さらに、SNSやメールマガジンを使って、定期的にお得な情報や新メニューの紹介を行い、リピート客に飽きられないよう工夫しています。

例えば、季節限定の新メニューが登場したら、SNSでの告知やグルメサイトでの特集記事を作成し、その情報を広く発信して多くのお客さんにアピールしています。

グルメサイトを使いこなすることで、理想のお客さんにダイレクトにリーチでき、SNSなど他のツールと組み合わせることで、売上は確実に倍増していきますね。

お客さんの関心を高めるコミュニケーション戦略

グルメサイトで大繁盛するもう一つの理由は、お客さんとのコミュニケーションを大切にしている点です。

飲食店の商売スタイルを変えたがる方がいますが、お客さんの関心を高めるための、具体的なコミュニケーションがとれた上で行った方がいいです。

お客さんと、どうやればコミュニケーションをとれるのか?について解説します。

イベントや特別メニューで関心を喚起

定期的にイベントや特別メニューを開催し、お客さんの関心を引きつけましょう。

例えば、季節ごとのイベントに合わせた特別メニューの提供や、誕生日や記念日のお客さん向けの特別サービスなどです。

できたイベントは、グルメサイト上で積極的に見られる箇所におくと、多くのユーザーに注目されますよ。

ちなみにクライアントのお店では、夏季にはビアガーデンイベントを開催し、夏限定の冷たいデザートや特製の焼肉セットを提供しました。

このようなイベントは、グルメサイトの「イベント情報」欄に掲載され、ユーザーの目に留まりやすくなります。

さらに特別メニューを紹介する記事を定期的に更新すると、常に新しい情報を出すことができるので、サイトの中で目立つことに繋がりますね。

サービスを通じてお客さんとつながる

とくに個人店、小規模店舗はお客さんとのつながりを大切にしまししょう。

訪れたお客さん一人ひとりに対して誠意ある接客を心がけ、食事中の質問や要望に対応すると、結果的にお客さんの満足度はグンと上がります。

また、全てのお客さんに行う必要はありませんが、食後に感謝の気持ちを込めたメッセージカードを添えるなど、細やかな気配りがあるといいですね。

さらに、グルメサイト上でのレビューに対しても積極的に返信を行い、お客さんとのコミュニケーションをとっていきましょう。

「素晴らしい焼肉をありがとうございました。また来ます!」という良い口コミには感謝の言葉を、「もう少しサービスを改善してほしい」といった要望をいってるレビューには真摯に対応しましょう。

レビューへの対応は手間がかかるかもしれませんが、これをするかしないかで、お店への信頼度や印象は大きく変わります。

レビュー管理についてさらに詳しく知りたい方は、別記事をぜひご覧ください。

メニューを広げずに絞り込む

お客さんの要望に応え続けると、メニューがどんどん増えてしまいがちです。

このやり方で繁盛店にしているのは、大手企業やチェーン店ですが、クライアントのお店や中小規模の飲食店では、要望に過剰に応えることが大きな手間になってしまいます。

さらに、限られた席数しかないのにメニューが多すぎると、『死に筋メニュー』が生まれ、廃棄リスクが増えてしまいます。

お店によってやり方は異なりますが、できるだけメニューを簡素化し、絞り込んだ方が良いでしょう。

こういうと
「この間、常連さんに『メニューが少なくて選ぶものがない』と言われましたが、どうすればいいですか?」

と言われそうなので、先に結論をいっておきます。

その常連さんは、月に何度来る方ですか?また、他にも同じことを言ったお客さんは何人いますか?

もし、その常連さんだけなら、個別対応で十分です。

「山田さん!いつもありがとうございます。今日はメニューにない裏メニューをお出しするので楽しみにしてくださいね!」

しかし、何人も同じことをいわれたなら、それはメニュ数が少なすぎです。

ちなみに新規客が多いならばメニュー数は増やす必要はありません。

なぜなら、初めて来店するお客さんは、メニュー数に対してそれほど敏感ではないからです。

常連客については次章で解説します。

季節限定メニューや特別感のある内容をお知らせ

常連客は今のメニューは食べ飽きているかもしれないので、別枠でメニュー作成しましょう。

オススメは季節限定の料理やコースメニューです。

理由は季節、月などで区切ることで、真新しさをアピールできるからです。

焼肉を例に解説すると。

例えば、春には旬のタケノコを使った特製焼肉セット、夏には冷たいビールと相性抜群のシーフード焼肉、秋にはキノコたっぷりの炭火焼肉、冬には心温まる鍋焼肉セットなど、

季節ごとの食材を活かした限定メニューを案内できます。

価格は安くする必要はありません。

むしろ、メニュー内容で価値を出せるようなプロモーションを行うことで、常連客だけでなく、グルメサイトから新規客だって集客できます。

本当は公開したくない、成功の裏側

今回、「炭火の里」さんのグルメサイトでの成功体験を記事にしたいとムリにお願いして公開しています。

全てを公開してしまうと、真似するお店や冷やかしをする方がいるので、条件つきで成功の裏側を解説します。

ぜひ、あなたのお店でも参考にして、グルメサイトから売上を上げてください。

プロモーションで火をつけて集客

グルメサイトを使ったプロモーションを行いました。

プロモーションでドカーーンと集客してから、ページを修正してます。

やった内容はクライアントの関係で公開はできませんが、この記事では実践可能なポイントをお伝えします。

プロモーションは漠然と行っても効果がありません。

重要なのは、魅力的なオファーを用意して来店意欲を高めることです。

例えば、初回訪問のお客さんに対しては、特製タレをプレゼントするキャンペーンなど、来店するとこんなプレゼントがあるよ!的なものを用意しましょう。

次に行ったことは定期的に「焼肉フェスティバル」を行いました。特別なメニューを用意して限定で割引をして、多くのお客さんに注目されて集客に成功してます。

続けていると、レビューが増えてきます。

店主自ら、頂いたレビューに対し丁寧に返信をして、お客さんとのコミュニケーションを強化してます。

レビューで会話が成り立ってくると、新規客も一度は訪れてみたいお店となり、来店確率がグングン上がっていきました。

グルメサイトでの成功を後押ししたSNSと公式HP

成功を収めたもう一つの理由は、徹底したデータ分析です。

グルメサイト上位会員にしか知り得ないデータを分析して、メニュー開発、プロモーションの良し悪しを判断してます。

インターネットで商売を行うならばデータ分析は超絶に重要です。

データがないと、どこを修正して、どう対策すればいいのか分からないからです。

データ分析をもとにページを改善して、それらを公式HPとリンクで繋ぎ相互で集客に成功してます。

また、少しずつフォロワーを増やしていたSNS(インスタグラム、facebook)と、グルメサイト、公式HPを繋いで、プロモーションをしました。

結果はグルメサイトだけでは、集客できなかったお客さんが来店してくれて、大成功してます。

インターネット集客は1つのサイトだけは効果が薄く、複数のサイトとリンクで繋げることで影響力が高まっていきます。

・グルメサイト:集客サイト

・公式HP:メインサイト+信頼を確保+ブログ

・SNS:瞬間風速的な集客

これらをしっかりと連携させることで、集客が爆発的に増加します。

ただし、闇雲にすべてを行うのではなく、まずはグルメサイトを中心に集客基盤を固めることが鉄則です。

グルメサイトの横展開もありですが、広告費が掛かるため、まずは上記のような形を作ってから、広げた方がいいでしょう。

まとめ

客席26席の小さな焼肉屋が、グルメサイトで大繁盛した理由を解説しましたが、いかがでしたか?

今回は特別な許可をいただいて記事して公開しましたが、グルメサイトの威力は凄いと思ったでしょう。

SNSが若者を中心に注目され、集客や売上アップの手段として人気がありますが、すべてのお店がそれに当てはまるわけではありません。

むしろ。

SNSで成功を収めることのほうが難しい、と感じることも多いのではないでしょうか。

短期的に大ヒットしても、すぐにブームが去ってしまい、その後経営に苦しむお店を何度も見てきました。

その点、グルメサイトは長い歴史があり、運営会社もきちんと広告費をかけて集客を行っているため、安定した経営基盤を作ることができます。

もし、今のお店の売上を本気で伸ばしたい、毎日売上に悩むことなく安心して営業したい、売上のアップダウンに疲れてしまった…そう感じているのであれば、グルメサイトをしっかりと学び、攻略することが一番の近道です。

最後に、グルメサイトを活用して集客をするには投資が必要です。飲食業界は、今やタダで簡単に集客できるほど甘くはありません。

もう迷わないでください。

グルメサイトはまだまだ集客ツールとして優秀です。

この記事が参考になることを祈ってます。

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期間を過ぎると値上げするかもしれないので、早めにミニ講座を受講しておいてください。