この記事を開いたということは
地方に住んでいて食で何かしている。
食に関して地元を盛り上げたい!
と思っていると思います。
食は地方創生の起爆剤になる可能性は
十分あります。
ただし。
食で地方創生は簡単ではありません。
食の市場は巨大ですが
その分ライバルも多いです。
食材に焦点をあてると国内産だけでなく
外国産もライバルとなるので
競争が激しいです。
他の業界の方が
ライバルの数は少ないのですが
簡単には取り組めません。
その点。
食は取り組みやすいのが特徴です。
私は食に長年に渡り携わってきて
食こそ地方創生の可能性が大きいと
思ってます。
このページで食の可能性について
話していきます。
地元を愛するあなたにとって
なにかヒントになればいいですね。
食で地方創生はやりやすい
日本各地に食に関する文化があります。
例えば
あなたもご存知の味噌。
味噌といっても
赤味噌、白味噌、八丁味噌・・・
と沢山の種類があります。
原料も米、麦、豆と多彩です。
それぞれの文化と伝統があって
これだけの種類が生まれてます。
食文化の種類が多いということは
食で地方創生はやりやすいともいえます。
課題もあります。
特産品が多くあり
どれが本当のその地方のウリなのか
見えないことです。
野菜系は分かりやすいのですが
畜産系になると見えずらいです。
四国山脈に差し掛かる山間に
雉を飼育している方がいました。
高知県からずいぶん車を
走らせて、霧の立ち込めるエリアです。
そこは昔から住んでいる方の
集落になっています。
そんな場所で雉を飼育していたのです。
訪れてみると、山の中腹あたりに
雉を飼育している小屋がいくつも有り
近くに屠殺、加工場まであります。
中を見学させてもらいましたが
あまり稼働していないようでした。
代表の方は、地元の方と組んで
雉肉をそのエリアの特産品としたいと
考えてました。
詳しい話は身バレするので控えますが
話をよく聞くと。
「やってしまいがちなパターンだな」
と思ったので少しシェアします。
食で地方創生はやりやすいのですが
その際、できるだけ一般の方向けに
広められるモノの方がよいです。
業務用も用途しては悪くないのですが
持続力のある地方創生という意味では
初速が遅いです。
というのも。
今回の雉肉。
高級和食やホテルに卸しています。
仕入れをしている飲食店にとって
唯一無二の雉肉を仕入れられるので
いいかもしれません。
べつの側面で見た時。
あまりにも非効率で商売として
厳しいと言わざるえないのです。
別のアプローチを
探しているようです。
一般向けの仕様になっていないので
商品設計から見直す必要がある旨を
伝えました。
商品設計は変えたようです。
上手くいくことを祈ってます。
事業として考える食で起こす地方創生
食の事業として地方創生は
かなりの可能性を秘めてます。
ここまで読んで食の可能性は
感じたと思います。
でも、最大の課題を
中々クリアできません。
事業として成り立たせること
です。
始めは地域の誇りと
広めるパッションが必要ですが
現実的に収支があってないと
やる気も失せていきます。
何度もこの件は伝えてますが
最終のゴール設定があやふやな為
事業として成り立たせられないのです。
これはあくまでも例えなので
「ふーんそうなんだ。」
程度にとどめてほしいのですが。
最終ゴールを
地域の食で多くの方に知ってもらい
その魅力を情報発信し続け
観光につなげていく。
こんな構図ができ上がると思います。
分かりやすく簡単にしてますが
実際はもっと明確な形になります。
お気づきだと思いますが
事業ですので一人の力では到底なしえません。
地域一丸となって勧めていかないと
成功しません。
観光の話が少しでたので
かるく話しておきます。
地方には観光資源が無数にありますが
それを知って訪れるまでにはなりません。
それと、観光地の特徴として
忙しいときは猛烈に忙しく。
暇な閑散期は驚くほど暇になる
という特徴があります。
観光地として有名な京都は別として
この特徴を始めに理解しておく必要があります。
事業として成り立たせるためには
ある程度の価格設定が必須となり
見合う以上の価値を提供する必要があります。
できれば。
一回きりの観光客よりも
何度の訪れてくれる観光客の数を増やせれば
食で起こす地方創生事業として良いのではないでしょうか。
まとめ
このページでは食材や観光からみる
地方創生の話をしました。
観光地として定着させるには
地元の飲食店や宿泊施設との
連携が不可欠です。
できるだけ周りを巻き込んで
他の地域にない独自性があって
価値のあるものを創造してください。
明るい未来にしてください。