今、世の中は健康ブームです。
健康に関する商品が売れてます。
今後、高齢化が進みにつれて
益々、健康に意識が向く方が
増えていくでしょう。
健康を考える上で病院がありますが
できれば病院のお世話にならず
健康的に生活を送りたい方が
増えています。
この動きは都市部で大きく
地方創生を考えている地域では
大きなチャンスでしょう。
地方創生と健康は一見。
結びつかなそうに見えますが
そんなことはありません。
この記事で食と健康
地方創生の可能性を探るとともに
問題点なども挙げていくので
参考にしてみてください。
食の地方創生を現実にするには
食で地方創生を現実的にするには
そのエリアで取れる素材の存在が
欠かせません。
大きな枠でいいますと。
外国産の食材よりも国内産の食材の方に
価値を感じる方はかなりいます。
国内産の食材のほうが健康に良い、と
思っている方が多いのも特徴です。
その証拠に。
地産地消を謳うサイトなどでは
生産者が直接消費者へ販売してます。
売上はまちまちですが
上手に販売を行えば
数千万程度の売上を上げることができます。
国内産の素材は人気が高く
多少高くても良いものを買いたい、
というニーズがあります。
ただ、残念なこともあります。
消費者の期待に背くような
悪質の食材、粗悪品を売る
生産者、業者がいることです。
さらに問題は産地偽装です。
産地偽装が発覚すると
地方創生どころではなくなります。
そのエリアの信頼が失墜すると
他の商品にまで影響がでます。
もし、食の地方創生を実現したいなら
これらの問題がでないように
管理体制をしっかりすることです。
怖いのは管理体制を作っても
機能していない場合があることです。
とくに、人との交流が密な地域ほど
管理しているようでできていないことが
日常茶飯事的に起こります。
周りの方との協力は必要ですが
キチンと皆が素材や地域のプライドを
もって取り組むことが大事です。
食の地方創生は課題が山積み
食の地方創生への道のりは平坦ではありません。
食と言っても素材から始まり
食を支えている産業もあるので
一括りにできないからです。
地域を盛り上げたいのであれば
課題や問題などを洗い出し
協力者で共有すると良いでしょう。
定義が広すぎるので一つだけ
例を出します。
福島県に地元の食材を持ち込み加工する
工場があります。
その工場では主に野菜の加工を中心に
してます。
彼らは地元で採れてJAに出せない
野菜を大量に安価で仕入れをして
加工という手間を加えて販売してます。
販売先も県外よりも地元のスーパー
ホテル、飲食店などに卸すことで
地産地消も実現しています。
私は偶然、公演でご一緒したのですが
このビジネスモデルを聞き素晴らしいと
思いました。
彼はこのビジネスモデルを福島県全域に
広げて地域創生の一つとしていきたい、
と話していました。
でも課題は沢山あります。
産業として成立させるには
販売量が少なすぎるのと
農薬、放射能の問題があります。
ご存知のとおり。
福島県は太平洋側で
大変な時代がありました。
健康問題に敏感な国民。
それを知っている諸外国。
東北産の素材の輸入を一定期間
禁止しています。
できれば、健康によい素材として
広めていきたいのに、イメージが悪く
県外には中々販路を
見いだせていないようでした。
地域創生まで育つまで
時間がかかるかも知れませんが
頑張って欲しいと思いました。
このように、
地域ごとで課題が山積みです。
あなたの地域だけではないことを
知っておいてください。
食の地方創生と野菜で健康
野菜を食べると健康に良い
と思っている国民は多いです。
だから、採れたての野菜を発送する
サービスなどは人気があります。
食の地方創生で一番取り組みやすいのは
野菜です。
でも、問題もあります。
他の地域でも野菜の可能性を知っているので
ライバルが多いことです。
ライバルが多いと、あなたのエリアで採れた
野菜を宣伝しても効果が薄いでしょう。
そんなときに。
オススメなのは健康キーワードです。
前章でも触れましたが
野菜=健康
に結びつきやすいので
上手にプロモーションを行えば
効果が期待できるでしょう。
しかし。
野菜に関してはいくつか課題があります。
農薬です。
日本は見た目がキレイな野菜を
育てるために農薬を使う方が多いです。
誤解しないでほしいのですが
私は農薬を使うな、と言っているわけではありません。
農薬を使っているなら使っていると
キチンと表記をしたり、減農薬なら
どのくらい減農薬農法にしているのか
明示してほしいと感じているのです。
正直言って。
日本ほど野菜に関する
規制がゆるい国はありません。
無農薬、有機野菜に関して言うと
どの基準をクリアしたら無農薬として
認められて販売できるか、が
ハッキリしていないです。
だから。
無農薬と言いながら減農薬だったり
酷いと普通に農薬を使っている野菜を
無農薬として販売してます。
有機農法も同じです。
こんなことを許してしまっては
食の地方創生には程遠いでしょう。
最低限、各県や国で基準を設けて
検査機関を設置するべきだと思います。
まして、健康と野菜で考えているなら
なおさら、基準制度が必要です。
ちなみに民間でそれを行っても
商売だと思われてしまいます。
必要なのは公平性です。
地方創生を考えているなら
ぜひとも頑張って作ってください。
食の地方創生の活動に欠かせない飲食店
飲食店の存在は
地方創生を目指すエリアにとって大きいです。
理由は全店舗、食で生計を立ているので
少しでも実入りが増えるなら
やりたいと考えるからです。
しかし。
食で盛り上げたいと考えて
地元の飲食店に協力を仰いでも
上手くいかないことがあります。
客単価です。
飲食店は業態によって客単価が違います。
ということは、扱う食材も違います。
同じ食材だってグレードが違うものもあります。
これらを一緒にして飲食店として
扱うと上手くいきません。
例えば。
地域で採れたサバをメインに
活性化できないかと考えたとしましょう。
すべての飲食店がサバを扱うとは
限りません。
ホテルのレストランでは
サバをメニューに入れられても、
ラーメン屋でサバを
メニューにいれずらいです。
このあたりは、良く考えてから
飲食店にお願いすべきです。
仕入れ価格の課題もあります。
あまりに高額な仕入れだと
客単価がそれほどない業態では
扱えないです。
最終的にビジネスに繋がらなければ
協力してくれる飲食店はいません。
一度は協力してくれたとしても
二度目はありません。
食で盛り上げたいなら地元の飲食店は
大事な存在です。
協力してくれたからには
売上に貢献してください。
もっと協力的になってくれますよ。
まとめ
この記事では食、健康と地方創生の
話をしました。
健康と食は切り離すことはできません。
とくに国内産は国民にイメージが良いので
やり方しだいで大きく前進できます。
しかし。
一方で、そのイメージを逆手に取り
信用を失墜させるようなことをする方もいます。
一度信頼を失うと取り戻すのは
難しくなります。
ひどいと、その産業が壊滅します。
限りある地域の資源を有効活用するためにも
信頼を失うことはやってはなりません。
とくに、健康を害すようなことは
致命的なダメージになるでしょう。
気をつけてください。