スパイスハンドの小林です、
今日は、私が
一番しんどかった頃の話をします。
あなたの店にも、
きっと同じ部分があると思います。
あなたは、
「1日のうち何時間“店”にいますか?」
朝から晩まで…
ずっと店にいる飲食店オーナーさん
マジでに多いです。
特にランチ営業をやっている店は、
人が足りなければオーナー自身が入って、
そのままディナーまでノンストップ…。
私も開業から3年間
あなたと同じでした。
朝から晩まで仕事が当たり前の罠

体がキツく、精神的によくないので
スタッフを入れようとします。
が、しかし。
求人広告を3社出しても応募ゼロ。
ランチは私ひとりで仕込み。
ホールは社員がひとり。
飲食を知らない人が見たら
「これ…大丈夫ですか?」
そう言われるレベルの人手不足ですよ。
ランチが始まったら、
料理を作りながらホールのフォロー。
注文を受け、テーブルを片付け、
仕込みの続きをして…。
本気で“ロボットみたいに働いてる”と
感じる日が続きました。
しかも忙しい日ばかりではないですよ。
「今日は全然来ないな…」
という日もあります。
客入りが安定しないと、
高めの時給でバイトを固定で
入れることもできない。
利益は薄かったですね。
1日2万円利益が出れば良い方でした。
家を出るときも妻から
「今日はどうなの?」
と探られます。
その度に、胸が重くなっていきます。
お金の話で夫婦仲がギクシャクしていき、
当時は家に帰ることすら気が進まなかったです。
お金のストレスは、家庭を壊す
夫婦関係が円満な秘訣ってお金なんです。
私は自分で体験しました。
儲からないし、家賃分売れればいい、くらいのレベルのランチ営業。
そんな中で、私はずっと思ってました。
「ランチ…そろそろ限界だな」
でも…
・辞めるのは怖い
・売上が減るのが怖い
・支払いができないのが怖い
だから、店で出たわずかな利益すべて。
売り方の勉強に回していました。
セミナー、教材、地方の合宿。
かなり無理をしました。
そこから転機がきました。
ディナーの売上だけで
ランチ売上をカバーできたんです。
「いける!」
と確信した私は
3日後にランチを終了しました。
こんな話をすると
質問されます。
「そんな急に辞めて大丈夫だったんですか?」
大丈夫でしたね。
むしろ。
辞めた瞬間からストレスが消えて
スッキリしました。
ランチの客層とディナーの客層の違い

ランチに来る客層と
ディナーに来る客層が
まったく違ったからです。
ディナー客は料理と
時間を楽しんでくれる。
お金の使い方にも余裕があります。
一方ランチ客は…
傲慢で、せっかちで、安いメニュー
水ばかり頼んで、忙しい時に限って呼びつける。
しかも、文句だらけ。
利益もほぼ無し。
私の気持ちは
完全に疲れ切ってました。
だから、嫌な客層を切るために
ディナーに全振りしたんです。
結果は、想像以上でした。
精神的にも楽になり、
夫婦仲も戻り、
店の利益も安定していきます。
商売って“フェア”であるべきです。
売り手も買い手も互いに必要だから
成り立つんです。
あなたが今。
ランチで苦しんでいるなら、
一度冷静に“辞める選択”を
考えたほうがいいです。
もちろん辞められない店もあります。
その場合のやり方は
また次のメールで話します。
今日はここまでにします。
またメールします。
