スパイスハンド小林です、
飲食店は他の仕事と比べて
圧倒的に長時間営業しています。
やってみると分かりますが
飲食店のビジネスモデルが
長時間営業が前提です。
しかし。
飲食店オーナーの多くが
勘違いしていることがあります。
長く開ければ売れる。
確かに長時間営業をすれば
売上はゆっくり上がっていくでしょう。
…条件付きでね。
飲食店の良し悪しは
立地で大きく変わります。
例えば
冒頭で話した
長時間営業=儲かる
このモデルが成立するのは
人が常に流れているエリア限定です。
ローカルエリアで
田んぼの真ん中にポツンとある店では
長時間営業しても意味ないです。
「そんなこと分かっているよ!」
と言われそうですが。
多くの飲食店オーナーは今の話を素に
ビジネスを組み立てられません。
なぜなら、
いまだに営業時間が長いほうが
儲かると思い込んでいます。
考えて欲しいのですが
あなたの店。
売上を作っている時間は
何時間ありますか?
本当にフルオープンの時間
全部が売上を作っていますか?
計算すると分かりますが
売り上げの7割はピークに集中しています。
飲食店が長時間営業をやめられない深い理由

では、どうして飲食店は長時間営業を行い
売上をあげようとするのでしょう。
それは
『売上が減ってしまう恐怖』を
回避しようと考えるからです。
勘違いしないで欲しいのですが
利益ではなく売上です。
飲食店オーナーの多くは
売上が下がることを
異常に怖がります。
2万円下がった。
5万円下がった。
この数字に反応します。
でも。
その時間帯。
利益は出ていますか?
例えば。
15時〜17時のカフェタイム
売上2万円。
人件費:1万8千円
光熱費:2千円
廃棄ロス:2千円
売上は確かにありますが
利益は出ていません。
長時間営業がやめられないのは気持ちの問題

売上があるから閉められない
長時間営業をやめられない正体です。
もう一つあります。
長時間営業をしていると
“頑張っている感”が出ます。
朝から夜まで店を開けている。
休まず働いている。
真面目に努力している。
確かに素晴らしいことです。
でもね、
厳しい言い方をすると
努力と利益は別物なんです。
長く店を開けることは
安心材料にはなります。
問題は儲かる保証にはならない事です。
少し長くなりましたが
前提条件を話しました。
ではなぜ。
そんな事を分かっているのに
長時間営業をやめられないでしょうか。
数字をみてから決断するのを
怖がっているからです。
数字をみると
自分のやったことの成果が出ていないと
落ち込みます。
考えつく改善をして
売上を作ったのに…
厳しい現実を突きつけられます。
気持ちは分かりますが
店の経営では
感情だけで判断すると
長く続きません。
飲食店は特にそうです。
頑張って売上を作った。
努力してお客さんを増やした。
それでも利益が残らない。
この現実を見るのは
誰でもつらいです。
だから数字を見るのが怖くなる。
ここまでは
多くのオーナーが通る道です。
だからこそ。
売上ではなく
「利益が残る時間」を基準に
営業時間を見直すことが大切です。
営業時間が長いのが正義ではない
長く開けることが正義ではありません。
あなたの店にとって
意味のある時間だけを残す。
それだけでいいのです。
営業時間を削ることは
負けではありません。
むしろ。
経営を一段引いて
冷静に見るということです。
売上が減るかもしれない。
でも。
利益が残る可能性は高くなる。
体力も残る。
判断力も残る。
次の改善を考える余裕も生まれます。
長時間営業を続けることが
安心につながる時代は終わりました。
これからは。
どれだけ長く開けるか、ではなく
どの時間で利益を残すか
ここを考えられる店が
強くなっていきます。
あなたの店は。
売上を守りますか。
それとも
利益を守りますか。
この答えが出た時に
あなたの店は大きく前進します。
