“引き継ぎ5分”をやらない店からスタッフが辞めていく

スパイスハンド小林です、

「小林さん、スタッフが定着しないんです。」

飲食店オーナーから
本当によくお聞きします。

給料を上げても辞める。
待遇を変えても続かない。

スタッフが定着しないのには
ある共通点があります。

スタッフが辞めるとき
適切な引き継ぎがない。

もしくは、適当にしています。

私が100店舗以上みてきて
思うのは。

離職の一つの原因は制度の問題でなく。

『仕事の終わり方が汚い店』
です。

引き継ぎがない店は未来もない

飲食店の1日は戦いです。

ランチ営業が終わり、ディナーが開始されて
閉店までフルオープンにしている。

問題はココからなんです。

営業が終わったあと。

「おつかれ」だけで帰る店。

かなり危険です。

毎日同じポジションならいいですが
実際はそうもいきません。

なぜなら。

飲食店は少ない人数で
売上、利益を上げていかないと
潰れてしまいます。

必然的に一人当たりの負担は
増えていきます。

そんな中で。

たとえば。

・仕込みの残量が分からない
・何を発注したのかわからない
・クレームの経緯が共有されてない
・機材の不具合が放置
・予約の注意事項が伝わってない

…など

こんな状態で
次の担当はどうなるでしょうか。

状況が分からないまま現場に立ち
探す、迷う、焦る、怒られる。

「聞いていません」

当然です。
誰も残していないので。

以前の飲食店の慣習では。

担当者の責任で何とかしろ
それが当たり前でした。

でも、いまは違います。

環境が悪ければ人は辞めます。
当然の流れです。

何も知らされず現場に入り
いきなり言われる。

「なんでやってない」

この一言で心が削れます。

それが何度も続けば。

「この店しんどいな」

離職の始まりです。

引き継ぎがない店の特徴

引き継ぎは自分の担当だけではなく
店全体にも影響が及びます。

なので、できていない店は
スタッフの定着率は悪く

引き継ぐ時間もないまま消えていきます。

なぜ、引き継ぎが必要なのでしょう。

情報は“人にくっついています”

だから引き継ぎのノートがない。
ルールもない。

口頭だけで済まそうとする。

その場だけ取り繕う。

頭のいいあなたなら気が付いたと思いますが
引き継ぎの仕組みがないんです。

なので、誰かが休む、新人スタッフが入る
ベテランが辞めると大混乱が起こり。

その事件に耐えかねて
今いるスタッフも離職する。

負の連鎖です。

逆にスタッフが残る店は違います。

引き継ぎを毎日の習慣にしています。

誰が休んでも平気なように
仕組にしています。

口頭での押さえの引き継ぎ5分
それだけで負担がかわります。

毎日ノートに引き継ぎ項目をいれるだけで
引き継ぎが変わります。

多くの店はスタッフが辞めると
人員補充ばかりしています。

厳しい言い方をさせてもらうと
飲食店の求人票をみてください。

スタッフの離職率が高い店ばかりが
毎月募集をしています。

それで良い人材がくればいいですが
冒頭でも書いたように。

引き継ぎができていない店は
新人の定着率がメチャクチャ悪いです。

辞める人は正直に辞める訳はいいません。

不満が溜まっていますから。

それを知らずに金だけで解決しようとしても
その場しのぎのスタッフしか残りません。

私が見てきて思うのは。

採用を強化する前に
給与を上げる前に
評価制度を作る前に

やることがあります。

毎日の仕事の終わり方を
見直すこと。

たとえ、引き継ぎがなくても
メモがあると、もしもの時に
フォローもできます。

初めは大変かもしれませんが
習慣化することです。

スタッフが辞める理由は
給料が問題だけでありません。

無理やり押し付けられることです。

引き継ぎがなく
自分のせいになることです。

そうならないように
引き継ぎの仕組み作りをしておきましょう。

あなたの頑張りを応援しています。