閑散期を嘆く前に飲食店は未来への投資に備えよ

スパイスハンド小林です、

年末年始が終わった瞬間。
店がヒマになります。

売上を見て
胃がキュッとなる。

この時期はよくあります。

先に言っておきます。

閑散期に「売上を取り返そう」と頑張ると、
泥沼につかり、身動きが取れなくなります。

理由は

世間の飲食に対するニーズが
ひと段落しているからです。

商売の原則として
ニーズがない時。

以前の売上に戻そうと
必死にもがいても
売上は好転することはありません。

売上はそこそこをキープして、
利益が残るように調整できる店が、
年間を通して安定します。

それを知らずに

「ウチの店はもっと売上なきゃヤバい!」
と躍起になると。

売上はあまり伸びず
経費だけが増えて
月末の締めで赤字になっています。

実際に、もう儲かっている店は、
閑散期の動きが違います。

これから来る繁忙期に備えて、
“仕込み”をしています。

知らない人もいるので
シェアします。

これは1店舗でも、
多店舗経営でも原理は同じです。

大前提として、
店や会社“すべて”の損益分岐を
把握してください。

そして、
「どこまで赤字を許容するか」
先に決めてください。

このように言うと

「小林さん、赤字ですか」
「黒字にするんじゃないんですか?」

と質問されそうなので
先に答えておきます。

閑散期でも赤字を許容できない飲食店

多くの飲食店の考えが間違っています。

世の中の企業すべてにいえますが

1年を通して、毎月ずっと黒字。
これは、かなりハードルが高いです。

考えてみてください。

どの業界にも、忙しい時と、
そうでない時があります。

だから平均を見て、
黒字かどうかで経営を見ます。

よくあるのは。

12ヶ月で平均を見るのは長いので、
上半期・下半期などに分けて見るやり方です。

簡単に言うと、
2期に分けても黒字なら、
経営状況は良好ですよね。

話を戻すと。

閑散期が赤字になるは
仕方がありません。

でも。

『ヒマだから何もしない』
ではないです。

この時期に、何を仕込むかで、
客足が戻ってきた時の伸びが、
まるで変わります。

例えば。

集客の「仕組み」を見直して、
手間と時間を食っている作業を外に出す。

複数登録しているグルメサイトを見直す。

3ヶ月後に打つプロモーションを、
今から進めておく。

こういう“未来の利益”に繋がる仕込みです。

ちなみに。

なんでも自分でやろうとするのは
やめた方がいいです。

なぜなら。

同じやり方の延長では、
今の状況は変わらないからです。

わかりやすく言うと。

考えと行動が固定されると、
今やっていること以上のことが、出てきません。

だから。

売上も、利益も、伸びにくい。

この時期になるまえに
資金が少しは残っているハズです。

その資金を未来への投資に回している店(会社)が、
この先も黒字を積み上げていきます。

閑散期に大手は規模拡大への投資

飲食店は投資に対して慎重な方がいますが
それは“チャンス”を逃しています。

例えば

大手チェーン店はことあるごとに
投資をして規模拡大を行い
お客さんが便利になるように
動いています。

このように言うと。

「それは大手だからできるんです」
と言われると思うので
先に答えておきます。

確かに大手の方が売上はデカいです。

売上は店の数で決まる

なぜ、売上はデカいのでしょうか。

店の数が多いから

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
店の数×店の売上=会社の売上
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

になっているだけです。

そして大手は、利益を抱え込まない。

必ず次に備えて投資をします。

店の数を増やす、人員を増やす。
設備を変える、仕入れを変える。
“次の当たり前”に備える。

あなたの店はどうでしょうか。

投資していませんよね。

無料でできることだけを探し
それをマンパワーで解決しようとする。

スポット的にはそれで良いかもしれません。

ですが、それだけでは
未来の売上を失っているのと同じです。

私も店を経営していた時。

利益がでると自分では取らずに
投資に回していました。

投資していたのは、
集客の知識、人件費増額、
集客ツールへの外注など

食材への投資は、ホドホドでした。

理由は。

売れなければ腐るし
在庫リスクが高いままだと
最後は投げ売りになるからです。

何に投資するかは社長である
あなたが決めるべきです。

これだけは言えます。

未来への投資をケチり始めた途端。

今まで積みあげたことが
ガラガラと音を立てて
崩れていきます。

店の売上、実績を積み上げるのは
大変ですが。

崩れる時はあっという間です。

この記事を読んだのも何かの縁です。

一度立ち止まって考えて見てください。