スパイスハンド小林です、
「最近どうですか?」
と聞くと。
「いや、忙しいですよ」
「正直、ヒマではないです」
こう答える店、かなり多いです。
実際に営業時間に覗くと
席はそれなりに埋まっています。
キッチンも忙しそうだし
ホールスタッフもイキイキ仕事しています。
なのに。
あとで相談されるのが
利益が増えていないんです。
それどころか経費の方が多く
赤字になっている。
あなたは心当たりありませんか?
忙しいのに儲からない
店のお金が残っていない。
それなのに。
「なんとか店が回っているから
大丈夫ですよ」
強がりをいう方がいます。
ですが、このまま続けると
ヤバいです。
忙しいのに儲からない、でいいのか?
店がヒマでお金が残らないなら
分かりやすいです。
この場合は対策を考えるので。
問題は忙しい場合です。
忙しいのに利益が残らない場合
問題が見えずらいからです。
多くのオーナーは
こう考えます。
・もう少しお客さんが増えれば
・もう少し売上が上がれば
・今月を乗り切れば
…など
気持ちは分かります。
ですが、
結論を出す前に一つ質問があります。
あなたの店は
忙しさと利益は連動してます?
分かりずらいと思うので
一撃で言うと。
忙しい<利益
の構図になっていますか?
ちなみに少しの利益では
インフレの時代は生き残れません。
経費があがっていますので。
それはあなた自信が一番
体感してるハズです。
しかも。忙しいので。
原価は上がる
人件費も上がる
対応できないのでクレームも増える
その結果、利益がでない。
むしろ、前よりキツくなる。
この話、あなただけではないです。
多くの飲食店がやろうとしてますから。
なぜ、忙しいのに金が残らないのでしょうか。
売上を増やそうとすれば
経費も増えていきます。
経費が増えれば支払いが多くなるので
さらに売上を上げようとします。
この流れは
普通の経営判断に見えます。
ですが、
ココにワナが潜んでいるんです。
忙しい日を増やしても根本的に解決していない
忙しい日を増やしても
利益が出るやり方が変わっていないことです。
コレが忙しいのに
お金が残らない店の正体です。
多くの飲食店は
売上=正義
だと思っています。
だから。
・席を埋める
・断らない
・回転をあげる
‥など
こうやって
忙しさを無理に作ります。
でもその忙しさの売上で
どのくらいの利益を
生んでいるんですか?
もっというと。
利益が出ないものを
まだ残しているんですか?
ということなんです。
売上病に侵されているんです。
たとえば。
・原価が掛かるメニュー
・時間がかかるメニュー
・多すぎるメニュー
さらに、単価は上がるけど
人力が多く必要な予約。
こういうモノが
忙しさの中心になると
売上は伸びていきます。
ですが、利益はでません。
むしろ、疲れるだけです。
あなただけが疲れるなら良いですが
スタッフが疲弊します。
そして、辞めていきます。
また人材探しから資金を投入して
行わなければいけません。
完全に悪循環です。
なのは分かっていても
昔のヤリ方を守ろうとして。
・お客さんの数を増やそう
・広告を打とう
・もっと忙しくすればいい
‥など
でもね。
もともと忙しいのに
お金が残らない店は。
集客が足りないんじゃない。
売り方、利益の取り方が
整理されていないんです。
冷たい言い方をしますが。
忙しいボランティア活動
をしています。
あなたはなぜ
商売を始めたのでしょうか?
忙しいボランティア活動ですか
借金に苦しむオーナーですか
休みのない働き方ですか
違うと想います。
少なくても、儲けるために
店をやっているのではないですか
もし、この話に
「小林さんの言う通り!」
「そうだ!」
と思うなら。
コレを確認してみてください。
・一番忙しい時間帯で
本当に儲かっているか
・一番出てるメニューで
儲かっているか
・今の忙しさは
続ける価値ありますか?
最低でもこれに答えられないと
危険です。
繰り返しますが。
忙しいことが悪いことではないです。
むしろ、喜ばしいことです。
でもね。
忙しさを通して
利益が最大化できていますか?
という話です。
もし、利益がないなら。
忙しさを捨ててでも
利益を確保したほうがよくないですか?
「あの店ヒマそうだな」
って思われていいじゃないですか!!
裏で利益が出てるなら。
忙しいかどうか、は
商売の評価ではないです。
利益が出てるかどうか
それだけです。
もしあなたが今。
・店は忙しい
・疲れている
・儲からない
ならば、それは。
もっと頑張って繁盛店にしよう
ではなく。
今の時代にあったやり方に変えろ
というサインです。
・忙しさを守るのか
・利益を守るのか
どちらを選ぶかはあなた次第です。
あなたの頑張りを応援しています。
